読むか否か、タイトルが決める(2)
タイトルは短い文字数で、相手の気持ちをつかむキーワードが入っていなければなりません。では、どんな言葉が気持ちをつかむのでしょうか?
答えは意外に簡単です。
最も気持ちをつかむのは、相手のメリットです。相手にとって喜ばしいことがあれば必ず読もうと思います。ビジネスでは、「メリット」が気持ちをつかむ最大のキーワードです。さらにわかりやすく言うなら利益ですね。「この企画書を読めば儲かりそうだ」と感じたら、誰もが必ず内容を熟読するでしょう。
単に価格が安いだけでは、メリットとは言えないケースも少なくありません。値引きだけの勝負からは脱却しましょう。もちろん、経費削減も立派なメリットです。
次に読む気にさせるのが、「読まないと困ること」です。「この企画書を読まないとライバルに負ける」と、考えたら誰もがドキドキしながらページをめくります。
基本的には、この2つが必ず読まれる企画書のポイントなのです。このノウハウは、もちろん電子メールにも通用します。困るのは、タイトルが悪いために、内容に目を通していただくことすらできないことです。
実は、もっと最悪なのは、相手にとって価値のない書類を、タイトルがよいばかりに読ませてしまうことです。こんな卑怯な手を使うと、書類を読んでもらうことには成功しても、あなたの信頼性という、最も大切なものを失うのです。
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