相手の知りたいことをきちんと伝える

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 失敗しているスライドや企画書の多くが「情報過多」です。書いてあることが多いのは、悪いことではありません。内容が多くなるほど相手がどこを読めば良いかわからなくなるのがまずいのです。
 一番大事なポイントを明確にした上で、必要なら情報を盛り込んでください。
 では、一番大事なポイントとは何でしょうか?
「自分が言いたいことが3つあって、どれも捨てがたいから、1つに選ぶのは無理です」こんな話をよく聞きます。もちろん、間違いではありません。自分が言いたいこと、伝えたいことが1つに絞れなくて当然ですし、そう考えると1つに絞り込むのは無理なのです。とはいえ、言いたいことが5つ、10個と増えていくと、結局何も伝わらなくなります。
 大事なのは相手の視点に立つことです。あなたの言いたいことではなく、あいてがもっとも知りたいことを1つに絞り込めばいいのです。

結論から"なぜ"を導き出す
 相手が知りたいことは、結論から発生します。「あなたの企画した商品が良く売れてビジネスが成功する」こんな企画書を作るとします。
 結論は、商品が良く売れることです。金額や個数を想定して書き込むことになるでしょう。とても魅力的な話しなのですが、これは相手の知りたいことではありません。相手は「なぜ売れるのか」を知りたがるのです。

 なぜ売れるのか→安いから→なぜ安いのか→製造工程を見直したから

 この、なぜ以降が相手がもっとも知りたいことです。この企画書であなたの書く結論は「安いから売れる」です。しかし、相手の関心は「製造工程を見直したから、品質を維持したまま安い」といった部分なのです。
 相手が知りたい部分を、もっとも強く伝えることが企画書成功の第一歩です。

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このページは、Todaが2013年4月10日 07:17に書いたブログ記事です。

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